旧大野木場小学校...言わずとしれた普賢岳火砕流の被害に遭った建物の1つです。
火砕流の高熱に晒されて曲がった窓枠。
教室の床は焼け落ち、火砕流の爪痕を今でも物語る建物です。
当時、火砕流の熱風をまともに受けた建物の裏側。ガラスは全て割れてしまい、サッシはいびつに曲がっています。
高温の熱風で急激に熱せられ、ひびの入ったガラスが火砕流がもたらす高温の熱風がどれほどの物かを物語っています。
高温の熱風によりその後火災が発生。
建物内の床など木材は燃えてしまい、火災の熱に晒されたコンクリートは表面がはがれ落ちています。
建物の片隅には、まるでくしゃくしゃに丸めたビニールのように溶けたガラス。
火砕流の被害を受けた当時の空撮写真。
火山灰に覆われ、まるで戦争当時のような風景となってしまっています。