その廃校は山奥にひっそりと佇んで、時と共に朽ちていくのを待つかのような姿で出迎えてくれました。
当時は避難所としての指定がされていたようですが現在の道のりは、到着する前に被災もしくは交通手段を分断されかねないような道だったので、ちょっと複雑な気持ちになります。


木造校舎正面を見ても扉が吹き飛んでいたりと、相当な痛み具合です。
隣には鉄筋の校舎も建っていますが、自分としては木造校舎の方に惹かれますね。


木造校舎に纏わり付く植物の活発さと朽ちる校舎の対比が何とも...


敷地内にある体育館の脇にぽつんと残る水道の跡。



聞こえて来るのは風に揺れる葉の音と、鳥たちの鳴き声だけで人工物の音は皆無な山の中、
ここに佇む校舎はあと何年、建物の姿を維持できるのだろう。
またここへ来る時、この姿を見る事が出来るのだろうか? 果たして道は残っているのだろうか? もしかするとこれが見納めになってしまうのかなと、ふと考えてしまった。


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